「SBIレミットの手数料はなんで安いの?」
「SBIレミットの評判が気になる」
このような疑問にお答えします。
本記事の内容
- SBIレミットの安さや安全性の仕組み
- SBIレミットの良い評判と悪い評判
- SBIレミットのメリット・デメリット
この記事では、海外送金サービス「SBIレミット」について知りたい方に向けに、上記の内容を紹介していきます。
詳しく解説しますので、SBIレミットの利用を検討中の方はぜひご覧ください。
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SBIレミットと双璧の海外送金サービスWiseを利用した体験談は、こちら。
Wise | SBIレミット | 楽天銀行 | |
---|---|---|---|
送金時間 | 当日〜2日営業日 | 10分〜2日営業日 | 2〜4日営業日 |
手数料 | 0.43%〜 | 460円〜 | 750〜4,750円 |
為替手数料 | なし | あり | あり |
メリット | 総コストが安い | 受取人の口座がいらない | 月200万円まで送金できる |
デメリット | 受取人の口座が必要 | 為替レートの算出方法が不明確 | 為替レートが高い |
送金シュミレーション | \割引クーポンあり/ Wise公式HP | SBIレミット公式HP | 楽天銀行 公式HP |
SBIレミットとは
SBIレミットとは、インターネット金融事業を展開するSBIグループの海外送金サービスです。
2010年12月に開設され、2020年7月には国際送金取扱い累計額が1兆円を超えました。
SBIレミットの送金可能国と取扱通貨は種類が多く、中でも東南アジアの受取手段が幅広いことから、日本で働く外国人労働者から人気です。
現金受取に限れば、200以上の国と地域に対応しています。
登録は無料で、年会費も一切かかりません。
SBIレミットの強みは、「業界最低水準の送金手数料」と「迅速な着金」の2つにあります。
送金手数料はたったの460円からでして、銀行の海外送金よりも非常に安いです。
着金は最短10分で実行され、急な振り込みにも対応できます。
SBIレミットを使ってみたら、手数料も安くて超簡単だった
今回は、受け取り側だけの情報になります。
送金結果は、次。
送金額 : 8000 YEN
送金手数料 : 460 YEN(送金側で発生)
入金に関する手数料 : 360 YEN(送金側で発生)
合計金額 : 8820 YEN
受取金額 : 73.82 USD
換算レート : 0.009227 USD
(送金日のTTS : 108.3 / TTB : 106.3)
※送金日2020年4月28日、引き出し日2020年4月29日
送金額が10,000円以下のため、SBIレミットの送金手数料の安いというメリットをあまり享受できなかった感じですが、
送金手数料460円は安い!
送金手数料だけでなく、入金手数料もかかる点に注意が必要ですね。
ちなみに、
中国への送金は10万円まで
ベトナムへの送金は5万円まで
送金手数料が460円です。(2022年4月現在)
送金額と送金先によって手数料が違いますので、詳細は下記からご確認下さい。
» 国ごとの送金額別手数料は、こちら
SBIレミットを使った送金手順
SBIレミットに登録後、送金手続きを行います。
送金手続き完了後、受取人にリファレンスナンバーと着金額を伝えます。
今回は、受取側の手続きだけでしたが超簡単でしたし、銀行口座も必要ありませんでした。
この手軽さは、東南アジアの国の方たちにとってもありがたいですね。
SBIレミットは、日本在住の外国人に人気
SBIレミットの大きな特徴の一つが、外国人の利用者が多いことです。
下記のSBIレミットの代表挨拶の通り、日本在住の外国人をかなり意識していることがわかります。
開業当時より、我が国における外国人人口の増加を予想し、外国人のお客様に対する利便性の高い送金サービスの開発に注力してきた結果、現在当社のお客さまの約90%は日本在住の外国人の方々となっています。
SBI Remit 代表挨拶(一部抜粋)
その他にも、
- 外国人技能実習生の監理団体向け専用ページがある
- 受取側は銀行口座を必要としない
などの点から、外国人労働者に適した送金手段といえます。
さらに、SBIレミットは東南アジア諸国の方々のマーケティングでFaceookページに力を入れていることが分かります。
SBIレミットは、東南アジア諸国向けのFaceookページに力を入れている
日本では何か知りたいことがあれば「グーグル検索」が一般的ですが、
タイ、ベトナム、ミャンマーなどの東南アジア諸国は、何か知りたいことがあれば「Facebook検索」が一般的です。
筆者も2014年から東南アジアの国に居住しておりますが、
Facebookは老若男女問わずユーザーが多いため、現地語での情報がFacebook上に蓄積されていので、Facebook検索の方が知りたい情報にアクセスできるんですね。
下は、SBIレミットのFacebookページの一部の国の例ですが、ほぼ毎日投稿されていました。
SBIレミット タイ語のFacebookページ
外国人向けにマーケティングやサービスに力を入れているのは、分かったけど日本向けはどうなの?
ということで、実際にSBIレミットを使用した日本人の方の評判を調べてみました。
SBIレミットの良い評判:安い手数料と着金の速さが高評価
まずはSBIレミットの良い評判を次の2つに分けて紹介します。
- 送金手数料が安い
- 着金が速く使いやすい
どのような点が評価されているのか、順番に見ていきましょう。
(1)送金手数料が安い
SBIレミットの良い評判の中で最も多かったのが、送金手数料の安さを評価する声です。
SBIレミットは独自の送金ネットワークを有しており、銀行送金よりも格安な手数料で利用できます。
銀行による海外送金手数料は基本的に1,000円以上かかるため、460円からの手数料は非常に魅力的ではないでしょうか。
(2)着金が速く使いやすい
着金スピードや、システム自体の使いやすさも好評でした。
SBIレミットの公式サイトには「最短10分で着金」とありますが、日本から中国への送金が実際に10分で着金されているようですね。
ネット送金に加え、ATMやコンビニから送金できる利便性も、SBIレミットならではの強みと言えます。
SBIレミットの悪い評判:システム障害の事例あり
SBIレミットには良い評判が多数ある一方で、悪い評判も見受けられました。主に、2018年のシステム障害への言及が多いようです。
2018年に発生したシステム障害は、サービスの一時休止にまで発展してしまいました。
送金が一切できなくなったため、他社の海外送金サービスに移行した人もいるようです。
しかし、2019年以降は大きな障害はありません。2022年現在にいたるまで安定してサービスを提供しているため、今後も問題なく利用できるのではないでしょうか。
SBIレミットの仕組み:安くて安全な理由
手数料の安さが特徴的なSBIレミットですが、安全性に問題はないのでしょうか。
ここでは、SBIレミットの仕組みを次の2つに分けて解説します。
- 安さの理由
- 安全な理由
具体的に説明します。
SBIレミットでの海外送金が安い理由
SBIレミットは銀行ではなく資金移動事業であるため、手数料を抑えられています。銀行が行う海外送金は、国際送金ネットワーク「SWIFT(スイフト)」を使用する方法が一般的です。
簡単に言うとSWIFTは、お金がいくつもの場所を中継するため多くの手数料が発生します。
資金移動事業であるSBIレミットは、独自の国際送金システムを採用しSWIFTを利用しません。世界中の送金会社や銀行と提携しており、200以上の国と地域に独自の送金ネットワークを構築しています。自社システムによるシンプルなお金の流れによって、無駄な手数料を削って安くできているわけです。
また、インターネットを主要な窓口とし、送金処理をシステム化することで手数料自体の値段も下げられています。
SBIレミットでの海外送金が安全な理由
SBIレミットを運営するSBIレミット株式会社は、インターネット金融事業を展開するSBIグループの傘下です。
SBIグループは「SBI証券」や「住信SBIネット銀行」などのインターネットに特化したサービスを長年提供しており、信頼性の高い企業と言えます。
さらに、SBIレミットは、財務省の手続きを経て金融庁に認可された「資金移動事業者」です。
資金移動事業者は、ユーザーからの預かり金を「履行保証金保全契約」あるいは「法務局への供託」によって保全する義務があります。
つまり、仮に送金事故が起きても、ユーザーは全額保証を受けられるわけです。
企業自体の信頼性の高さに加えて全額保証義務もあるため、SBIレミットは安心して使えるサービスと言えるでしょう。
SBIレミットの送金方法は5種類
SBIレミットの送金方法は、以下の5種類があります。
- インターネット送金
- レミットカード送金
- フリコミ送金
- 店頭送金(Snapsend)
- コンビニ送金
それぞれの詳しい送金方法は、下記表をご覧ください。
インターネット送金 | SBIレミットのWebサイト上から送金手続きをする |
レミットカード送金 | ゆうちょ銀行ATMまたはローソン銀行ATMから、レミットカードを使って入金・送金操作をする |
フリコミ送金 | オンラインバンキングやATM、銀行窓口などの各種金融機関から送金する |
店頭送金(Snapsend) | SBIレミット代理店の窓口で、レミットカードとキャッシュカードを提示して送金依頼をする |
コンビニ送金 | ファミリーマートの「Famiポート」で送金用レシートを発行。レジでレシートを提示し、支払う |
ここまで送金方法が多い海外送金サービスは、ほとんどありません。SBIレミットには5つもの送金手段があるので、自分の生活スタイルに合った方法を選べそうですね。
SBIレミットのメリット・デメリット
最後に、SBIレミットを利用するメリット・デメリットをまとめます。次の順番で解説します。
- SBIレミットのメリット
- SBIレミットのデメリット
1つずつ見ていきましょう。
(1)SBIレミットのメリット
SBIレミットを利用するメリットは、以下の通りです。
- 200以上の国と地域に送金可能
- 東南アジアに強い
- 手数料が安い
- 最短10分で実行される送金の速さ
- ネットやコンビニなど送金方法の選択肢が多い
- 運営企業の信頼性が高い
- カスタマーサポートが他言語対応
SBIレミットは200以上の国と地域に対応しているため、ほとんどの方は不便なく利用できそうです。中でも、フィリピンや中国などの東南アジアに強みがあり、「現金受取」や「口座受取」など多くの受け取り手段が用意されています。
運営元のSBIグループの信頼性が高く、安心して利用できる点もSBIレミットならではのメリットです。他言語対応のカスタマーサポートも設置されており、万が一トラブルが発生した際もスムーズな対応を期待できます。SBIレミットは、格安な手数料と安心のサポートを求める方におすすめです。
(2)SBIレミットのデメリット
SBIレミットのデメリットは、以下の項目をご確認ください。
- もっと安い海外送金サービスもある
- 申し込みから利用開始まで約1週間かかる
- 送金限度額が1件につき100万円まで
- 本人確認がオンラインで完結しない
- 日本でしか会員登録できない
SBIレミットの送金手数料は業界最低水準ですが、送金にかかる費用全体で考えると、最安値では無くなってしまうことがあります。
理由は、採用している為替レートと送金先国によって手数料が違うからです。
そのため、Wise・楽天銀行と併せて早急シュミレーションを行うのが良いでしょう。
» SBIレミットで送金シュミレーションする
» Wiseで送金シュミレーションする
» 楽天銀行で送金シュミレーションする
また、送金限度額は1件につき100万円までなので、100万円を超える場合は複数回に分ける手間が生じます。ただし、資金決済法に基づく制限であるため、他社サービスも同様です。
個人的に一番ネックなのは、SBIレミットの利用に必要な本人確認がオンラインで完結しないことです。
登録はWebサイト上から行いますが、自宅に届く「ウェルカムパッケージ」を身分証明証を提示して受け取る必要があります。ウェルカムパッケージに同封された仮ログインパスワードを使って本登録をすると、利用開始できる仕組みです。
そのため、海外に居住している人は、SBIレミットを送金手段の選択肢から外さなければなりません。
まとめ
SBIレミットは、安価な手数料や幅広い送金手段が魅力の海外送金サービスです。
さらに、信頼性の高いSBIグループによる運営なので、安全性も問題ありません。
ユーザーによる評判や口コミでも、利便性の高さなどを評価する声が多く見られました。過去には大きなシステム障害が起きていますが、2022年現在は安定して稼働しています。
SBIレミットは、初めて海外送金をする方にも、新たな海外送金サービスをお探しの方にもおすすめです。無料で登録できるので、検討中の方はこの機会に口座開設してみてはいかがでしょうか。
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